初めての水草アクアリウム

脱窒かアンモニア化かを決定する3つの要因

水中の窒素分を減らすのに脱窒(気体の窒素になって空気中に放出される)が有効であることは知られており、脱窒を促進するためのアクアリウム用品も市販されていますが、"Science" 誌(2014年8月号)に掲載予定のノースカロライナ大学シャーロット校などによる研究で、硝酸塩が脱窒されるかアンモニアになるかを決定する3つの要因明らかにされました。

その3つとは次のようなものです:

  1. 硝酸塩と亜硝酸塩との比率
    硝酸塩よりも亜硝酸塩が多いときには必ず、アンモニア化よりも脱窒が支配的となります。 亜硝酸塩が受け取る電子が多いほど、脱窒菌は呼吸時に消費するエネルギー(熱)の量を抑えることができます。 硝酸塩よりも亜硝酸塩の方が多いときに脱窒細菌が支配的となるのは、亜硝酸塩が多いときの方が脱窒細菌が効率的で活動が速いためです。

  2. 脱窒細菌が増加するのに要する時間
    各種の条件によってアンモニア化細菌よりも脱窒細菌の増殖が速い場合には、脱窒細菌が支配的となります。 脱膣細菌の増殖が遅いとアンモニア化細菌に有利となります。

  3. 炭素と窒素の比率
    窒素に対して炭素の量が少なければ脱窒作用が促進されます。 炭素が少ないと脱窒細菌に有利な環境となり、窒素が少ないとアンモニア化細菌に有利な環境となります。



ソース:
  • http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-08/uonc-srd080414.php
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