初めての水草アクアリウム

魚、エビ、貝

小型水草水槽に向いている熱帯魚

小型のテトラやボララス、ピグミーグラミーなどの小型魚が小型水草水槽に向いています。 体長が3cm以下の魚がよいでしょう。

熱帯魚カタログなどで見て、小型水草水槽にピッタリだなと思う魚もショップで売られていないことが多いので、価格や入手難易度から、熱帯魚を初めて買うのであればテトラという種類の魚の中から選ぶのが妥当だと思います。

テトラの中には5cmくらいのサイズに成長する種類もありますが、5cmの魚は水草を密植した小型水槽には大き過ぎます。 テトラの中でも小型で、青色が爽やかなグリーンネオンテトラが個人的にはお勧めです。

小型水草水槽に向いていない熱帯魚

サイズが大きい魚以外に、硬度の高い水を好む魚も、一般的な小型水草水槽には不向きです。

水草は硬度が低い水の方が育て易く、硬度が高いと上手く育てられないものがあります。 したがって、水草がメインである場合には硬水を好むグッピーなどの熱帯魚は避けたほうが良いでしょう。 まず飼いたい魚が決まっていて、それに合わせて水草を選ぶという場合は、この限りではありませんが。

エビ

水草水槽には、水草水槽の悪役である藻類(コケ)を食べさせる目的でエビを入れることが多いです。 コケ取り目的で水槽で飼われるエビは、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、ビーシュリンプなどです。

ヤマトヌマエビは水槽内では増えません。 このエビは幼生が海で育つためです。 ミナミヌマエビとビーシュリンプは水槽内で繁殖します。

私の水槽にはミナミヌマエビが入っていますが、数が少ないためかコケを取ってくれているかどうかよくわかりません。

エビと農薬

ショップで売られている水草には農薬が使われていることがありますが、この農薬にエビはすごく弱いです。 魚が元気に泳いでいるような水でもエビは死んでしまいます。

農薬が使われている水草は、エビの水槽に入れる前に洗ってもエビが死にます。 その後、1水槽容量の1/3くらいの水換えを数回程度行っても、まだ死ぬエビがいました。

したがって農薬の使われた水草は、エビの入った水槽に使う前に必ず処理する必要があります。

  1. 有茎草の場合は根元を切って(農薬が使われていない水草でも切りますが)水草全体をよく洗う。 アマゾンソードやクリプトコリネなどのロゼット型の水草も、余分な根を切って水草全体をよく洗う。 洗うのに使う水は水槽の水か、あるいは25℃前後のカルキ抜きをした水。
  2. そして出来れば、エビの入ったのとは別の水槽を用意して、そこに一旦農薬水草を植えて、一週間ほどかけて7〜8回くらい水槽容量の1/2〜1/3の水換えをする。

別の水槽を用意するというのがハードルが高いですが、水草を洗っただけでは、できるだけ丁寧に洗ってもおそらく不十分だと思います。 以前にショップの店員に聞いた話では、水草に使われている農薬は水草の草体には染み込まないということですが、どうも染み込んでいるような気がします。 そして、その染み込んでいる分の農薬を排除するために、一週間という時間をかけつつ何度も水換えをする必要があると思います。

別の水槽を用意できない場合には、農薬が使われている水草をエビの入っている水槽に植えないようにするしかないでしょう。 輸入品の水草に特に農薬が使われていることが多いそうですが、ショップの店員に尋ねるのが確実です。

淡水のアクアリウムで育つ貝としては、ショップで売られているイシマキガイやイガカノコガイの他に、買った水草にくっついてくるサカマキガイやヒラマキガイなどの貝があります。

ショップで商品として販売されているイシマキガイやイガカノコガイは水槽内で増えず、水草の食害もあまりないために有用ですが、ショップで買った水草について水槽に侵入してくる貝(俗に「スネール」と呼ばれます)は、爆発的に増殖することがあるので害虫扱いする人もいます。

しかし、サカマキガイやヒラマキガイ(レッドラムズホーン)は水草の食害がほとんど無いため、大量増殖すると美観を損ねるというのと、ヒトの寄生虫の中間宿主になるというのが気持ち悪いという点以外に実害はありません。 唯一、アップルスネールという貝だけは水草を良く食べるそうなので要注意です。

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