初めての水草アクアリウム

ニトロソモナスがニキビなどの塗り薬に?

(2014年9月) "5th ASM Conference on Beneficial Microbes" で発表された AOBiome 社の研究によると、アンモニアを亜硝酸塩に変える働きをするニトロソモナス属の細菌の一種である Nitrosomonas eutropha という菌に、肌の健康状態を改善する効果がありそうです。 将来的にはニキビや慢性的な外傷の治療への利用が期待されます。

この研究では、24人の被験者を2つのグループに分けて、一方のグループには有機土壌から分離された Nitrosomonas eutropha で作った懸濁液を、そしてもう一方のグループにはプラシーボを、1週間にわたって顔と頭皮に塗ってもらうという試験を行いました。 その後2週間は整髪剤の使用を控えてもらいました。

試験の結果、プラシーボを顔や頭皮に塗ったグループでは肌の状態がほとんど、あるいは全く改善されていなかったのに対して、ニトロソモナスを塗ったグループでは改善が見られました。

ニトロソモナスを塗ったグループを対象にスワブ(麺棒)による細菌チェックを行ったところ、1週間の細菌塗布期間中および期間直後の時点では83〜100%の被験者から、試験開始から14日目(細菌を塗るのを止めてから7日後)の時点でも60%の被験者からニトロソモナスの DNA が検出されました。 プラシーボを塗ったグループからはニトロソモナスは検出されませんでした。

いずれのグループも、試験開始の時点ではニトロソモナスは一切肌から検出されていませんでした。

そして、肌の状態の改善度合いと肌から検出されたニトロソモナスの量の間には比例関係が見られました。 ニトロソモナスを肌に塗ることによる副作用はありませんでした。

ニトロソモナスは、ヒトの汗に大量に含まれるアンモニアを餌とし、それを亜硝酸塩に変えますが、亜硝酸塩やその派生物である一酸化窒素はヒトの肌に、抗炎症作用・血管拡張作用・外傷の治癒などの効果をもたらします。

ただし、怪我をした手でアクアリウムの水に触れると感染症になるという話もあるので、傷やアトピーなどを治そうとして水槽に患部を浸したり、ニトロソモナスが豊富に含まれてそうなスポンジフィルターの水をしぼったものを患部に塗るなどの行為は控えましょう。



ソース:
  • http://medicalxpress.com/news/2014-09-sweat-eating-bacteria-skin-health.html
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