初めての水草アクアリウム

水槽の選択

水槽には様々なサイズがあります。 一般的なのは、横60cm×縦30cm×高さ27cmのいわゆる「60cm水槽」や、横も縦も高さも同じ長さの「キューブ水槽」などです。 他にも、「90cm水槽」や「120cm水槽」、さらには180cm以上の大型水槽もあります。

これらのうち、水草水槽に用いられるのは90cm水槽以下であることが多いと思いますが、@初心者が、Aお金をかけずに水草水槽を始める場合には、最も一般的な60cm水槽か、あるいは30cmキューブ水槽などの小型の水槽が良いでしょう。

水槽容量の計算方法

水槽の容量(単位: リットル)は、縦cm×横cm×高さcm÷1000で計算することができます。 例えば次のような具合です:
30cm×30cm×30cm÷1000=27リットル

大きな水槽ほど存在がストレスに

水の入った水槽は大変な重量があります。 水槽のサイズによって入る水の容量が異なりますが、60cm水槽で57リットル程度になり、57リットルというと水だけで57kgです。 水よりも重い底砂や岩の重量も含めると、さらに重くなります。 これが90cm水槽だと、容量は160リットル以上、すなわち160kgを優に超す重さとなります。 木造住宅の場合、130kg/uを超えると荷重が心配となるそうです。

さらに、水槽が地震などで倒れたときにも、水槽が大きいほど大変なことになります。 阪神大震災のときに私が使用していたのは60cm水槽でしたが、それでも部屋の床が水浸しになりました。 集合住宅なんかだと、階下の部屋にまで迷惑をかけていたでしょう。

水槽が大きくなるほど迫力があり、自然に近い環境を再現できる気がして楽しいのですが、大きな水槽を設置するということは、水槽の重量や水槽が抱える水量などのストレスを背負って生きていくということでもあるのです。

耐震設計のなされた鉄筋の一戸建て住宅のように恵まれた環境であれば、多少大きな水槽であっても水槽の重量や水槽が抱える水量のストレスも感じないでしょう。 設置する水槽を選ぶときには、自分の住環境を考慮して、水槽の存在がストレスにならない程度のサイズに留めるべきなのです。

小さい水槽のデメリット

「小さい水槽は水質の変化が激しくなるから初心者こそ大きめの水槽を」という意見もあり、これは正しいのですが、この意見における「小さな水槽」とは、容量が10リットルも無いようなホントに小さな水槽を指していると思われます。

わたしが現在自宅に設置しているのは30cmのキューブ水槽で、容量は27リットルに過ぎず、しかも水位が低めなので、実際の水量となると20リットル未満でしょう。 しかし、この程度の水量でも、水草水槽であれば水質の急変によって魚やエビが死ぬことはありません。

小さい水槽のメリット

小さい水槽には、上述の大きな水槽を持つことによるストレス以外にも、初期費用とランニングコストが安くて済むというメリットがあります。

水槽自体の値段と、照明器具と保温器具の値段が比較的安く、さらに水槽を維持していくいえで必要な光熱費も安くつきます。

水草の育成に蛍光灯を使用する場合は特に、照明から底砂までの距離が遠くなるほど光が拡散してしまうため、水槽の高さが低くて水位も低い小型水槽が有利になります(光の無駄が減ります)。

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